「重力ピエロ」の後味

2009/05/06 Wed

連休いかがでしたでしょうか?イナガキは大きなイベントもありてんやわんやですが、一段落つきました。「おくりびと」以来の映画館で宮城先行公開の「重力ピエロ」見てきました。
http://jyuryoku-p.com/
個人的には、おくりびとより深い映画でしたねぇ。5~6年前に初めて読んだ伊坂幸太郎作品がこの映画の原作だったんでした。古本屋さんでタイトルにひかれてふらっと買ってみたのが面白く、一気に読破し、それ以降もよく読んでます。

・・・って書くとファンのように感じるかもしれませんが、小説の重力ピエロは面白かったけど、好きではなかったんです。舞台は仙台で妙にリアルなのに、いわゆる「敵役」の背景は何も説明されない、無条件の悪意のカタマリでしかありません。勧善懲悪の前には善なる者の暴力も許される、みたいな描き方が後味悪かった記憶が。割と最近の「死神の精度」あたりの方が伊坂作品としては好みです。

映画版は登場人物が違ってたり、いろいろと違いもあるらしいのですが(もう原作忘れちゃった)、後味の悪さは同じでした。同じなんだけど、善としての家族の絆をどうしようもなく物悲しく描くことに成功していて、結果として原作のある種の「幼さ」を「切なさ」に昇華できていたのかも。「陽気なギャングが地球を回す」のような痛快さは欠片もないけど、ずっしりと残る映画でした。ちなみに小田原にボーリング場なんてないし、スズメ踊りの映像が新しすぎるとか妙なツッコミは野暮ですな。

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お久しぶりです。。。

重力ピエロ観たんですね。。。
先日、別の映画を観た時に予告編でやってたのですが、興味を持ちました。
宮城で先行上映してるんだねえ。。。

死神の精度は映画館で観ました(小説は読んでないです^^;)が、確かに後味が悪かったですね(^^;)
途中でオチというか結末が想像できたのがちょっと残念だったかなあ・・・。

おひさー。

ひさしぶりですなー。伊坂作品は仙台ロケバリバリですから。「アヒルと鴨」はウチのキャンパス使ってます。死神の映画版は見てないですね。もとは連作の短編集で、結末はまぁ予想通りだけど、1つ1つが丁寧でしっくりきた記憶が・・・。DVD見てみます-。

ほうほう

重力ピエロ、気になっていた映画です。
みてみようっと!
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イナガキ・タダシ

Author:イナガキ・タダシ
東北学院大学教養学部の准教授。教育、音楽、読書、車などなどを徒然と・・・。
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